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かけがえない時間

  27, 2008 15:11
今日5/27は父の5回目の命日。一日早い昨日、お花を持って実家に行って来た。
妹も花を持ってきており、仏壇はあっという間に花に埋まってしまった。

そういえば5年前の昨日もカラリといいお天気だった。
連休明けの5/7頃だったと思うけど、入所していた老人保健施設から
父が意識不明になったと連絡があったとき、私はジムに行くべく土手をサイクリング中だった。
その日もいいお天気だった。
それから3週間ほど、父はICUにいた。意識は戻らないままだった。

入院する1週間前の4月の終わりごろ。
その日も気持ちのいいお天気だった。
半年ほど前から持病の治療のために、父は週に一度ほど大学病院に通っていた。
施設のスタッフは付き添えないということだったので、私と母がいつも付き添った。
病院の前に大きな自然公園があり、いつか散歩したいねと母が言っていた。
その日は施設に戻る時間にも余裕があったので、診察の後に父を車椅子に乗せて
公園をぐるりと一回りした。
施設の中でも日光浴はしていたが、久しぶりの広い空間のなかで
風と光を感じた父は終始目を細めて気持ちよさそうにしていた。

私が子供の頃は毎年春になると、父に連れられ近所の裏山に山菜採りに出かけた。
わらびやぜんまい、タラの芽など、横浜の片田舎であったわが町では様々な山菜が採れたのだ。
今ではすっかり開発され、立派なニュータウンになっている。
しかし山菜の宝庫だった裏山は今、整備され自然公園になっている。
そのとき父を連れて来ていた公園に。

「ここ、昔ぜんまい採りに来た山だよ~」というと
「へ~!こんなんなったのかぁ~」と不思議そうに見回していた父。
道端に何か生えていないか?ときょろきょろしてたっけ。

しばしノンビリ過ごした後、父を施設に送った。
帰り際「気をつけて帰れよ~。俺はこれから風呂だ」
と、ニコニコ顔で見送ってくれた。
それが元気な父の最後の姿だった。

あの時公園を散歩できてホントによかったねと、
今でも母と話している。
思い出の詰まったあの山を3人で歩けた事は
何ものにも代えられない大事な時間だった。

という事は父がいなくなって初めて気づいたんだけど。

大切な人との一瞬は、いつでもかけがえない貴重な時間。
そんなことを身をもって感じられるようになったのも、父のおかげだ。

Comment - 4

Maya  

RIKIさんってあったかい楽しいご家庭で育ったんだろうなぁって感じがします。いいご両親のもとに生まれ育つことって本当はとっても幸福なことなんだな、って昨今の親子間の嫌なニュースを聞くたびに今更ながら思います。私もお父ちゃんが大好き!幸い年の割に元気だけどいろいろ無理してばかりで心配です。真冬の太陽みたいなおとうちゃん、不肖の息子、娘は心配ばかりかけてごめん・・・大事にしなきゃね・・

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RIKI  

Mayaさんコメントありがとう。
毎年命日になると父の最期の笑顔が浮かんで切ないので、気持ちを整理したくて書いてみました。

暖かい家庭だったのかなぁ。賑やかではあったけどね^^;
父と母はケンカも多かったけど、今父の仏壇に写真や花を飾って毎日語りかけてる母をみると、私たち子供にもわからないような絆があったんだろうな~と感じます。
暖かい家庭って結局は、両親が仲良くいることなのかも。ケンカしてもいいから絆を深めることなのかも。って自分が親世代になってようやくわかってきましたよ~

お父ちゃん大好き!って言えるMayaさんステキ。真冬の太陽みたいなお父ちゃんもきっとステキな方なのでしょう^^

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あまぐり  

お亡くなりになる前にいい時間を過ごせたんですね・・。
親子のふんわりした時間が伝わってくる感じ^^


そういえば、うちの父が入院したのは去年の今頃だったわ・・。まさか1年後に父がいないなどということは思ってもみなかったけど・・・。
両親と暮らした時間より、一人で暮らした時間のほうが長くなってしまった身には、父がいなくなっても、生活がそれほど変わったわけではないけど、ふと、父のことを思い出すとなんかもっと大事にしてあげればよかったなあ・・なんて思ったりします・・。

親子に関するくらいニュースを聞くたびに、普通であることが幸せなことだったんだなぁと・・しみじみ思う今日この頃です。

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RIKI  

そっか、あまぐりさんのお父さんは一年前に・・・

私も別々に暮らしていたし父は何年間か病院と施設にいたので、亡くなって1年ぐらいはいなくなった感がなかったんだけど、5年も経つとさすがに「ほんとにいないのね~」って思います。
元気なうちはわかっていても大切にできないのよね~でも親ってそういうものだと思います。たのしかったことを思い出してあげればそれでいいのかもね。

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